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機能性表示最新情報 137 号 /紫外線、脂肪燃焼の後続の事例　～2004号～(2020/01/11）

機能性表示最新情報 137 号 /紫外線、脂肪燃焼の後続の事例　～2004号～(2020/01/11）

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薬事法コンプライアンスのノウハウ―薬事の虎―
　　　～2004号～(2020/01/11）

＜実績No.１＞発行部数：21500突破

Produced by 林田学*

*大学教授・弁護士を経て現在YDC社主。
日本でただ一人リーガルマーケティング(R)
を実践し数々の成功事例をプロデュース

YDC会員数341社（1/1現在）
措置命令・課徴金対応113件（1/1現在）
機能性表示届出関与149件（1/1現在）
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機能性表示最新情報 137 号 /紫外線、
脂肪燃焼の後続の事例
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こんにちは。

YDCのミッシーです。

新年最初の機能性表示最新情報です。

皆様、本年もよろしくお願いいたします。

さて、

お休みしている間に興味深い事例が受理
されましたので、今回はその事例を二つ
ご紹介します。

まず一つ目は、

E546 明治スキンケアヨーグルト素肌のミカタ

「本品には、SC-2乳酸菌、コラーゲンペプチド、
スフィンゴミエリンが含まれるので、紫外線
刺激から肌を保護するのを助ける機能が
あります。
また、肌の潤いを保ち、肌の乾燥を緩和する
機能があります。」

E546では「紫外線刺激から肌を保護する」を
届出表示に入れています。

同様の紫外線訴求の事例としては、これまで
E103がありました。次のような届出表示です。

「本品にはアスタキサンチンが含まれます。
抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、
紫外線刺激から肌を保護するのを助ける
機能性、紫外線を浴びた肌を乾燥から守り、
肌のうるおいを守る機能性が報告されて
います。」

E103については、以前に取り上げましたが、
この届出表示を成立させるポイントは、

紫外線に関する訴求を如何に健康の維持増進の
範囲に収めるかということです。

今回のE546でも、E103のロジックを踏まえた
らしく、別紙様式5-3に次のような説明が
あります。

「MEDの上昇は、強い紫外線を浴びないと肌が
赤くならなくなったことを示し、紫外線
刺激に対してより健康的な肌を維持できて
いることを意味している。
さらに、欧州食品安全機関においても
「紫外線から肌を守る」ことは有益な生理学
的効果であるとされている。
「MED の上昇」は一時的な体調の変化であり、
この一時的な「MED の上昇」は、肌の状態
として本人が自覚できる。
これらのことから、本機能性は身体の状態を
本人が自覚でき、一時的な体調の変化の改善に
役立つものでもある。」

また、次のような記載があることは、本品が
日焼けの予防や治療ではなく、日常的な範疇での
紫外線対策であることを示したものと考え
られます。

「本試験により得られた効果は、太陽光を浴びた
ときと同様な効果が期待できる。
また、本試験において、MEDの測定の際に
14.5～36.1 mj/cm2の紫外線照射を行った。
この紫外線量は、真夏の日中で 10～30 分間
程度で浴びる照射量に相当し、日本人が
日常的に浴びる紫外線量の範囲内であると
考えられる。」

次に二つ目ですが、これも先例を踏まえた
事例です。

E547　アクエリアス　アクティブボディ

「本製品はプシコースの働きにより、
運動時の体脂肪の燃焼を促進します。」

「体脂肪の燃焼」の先例はD505です。

届出表示は次のようなものでした。

「本品にはヒドロキシクエン酸（HCA）が
含まれます。
ヒドロキシクエン酸（HCA）には、
運動中の脂肪の燃焼を高める機能が
報告されています。」

SRとRCTの違いはありますが、両者とも
「呼吸商」を測定して「脂肪燃焼」の
表現を導いています。

また、「燃焼」とまでは言っていませんが、
「脂肪の消費」を謳う、ブラックジンジャー
由来ポリメトキシフラボンの事例でも
「呼吸商」が用いられています。

いずれの場合でも、呼吸商における脂質
酸化量の増加及び炭水化物酸化量の減少に
注目することがポイントとなります。

さて、「紫外線」でも「脂肪燃焼」でも、
後続が出てくるまで少し間が空いてしまい
ましたが、これで先の2例が単なるラッキー
ではなく、ロジックさえしっかりしていれば、
十分に狙えるものであることがわかると
思います。

本年ではこういった表現が増えるかも
しれませんし、他にも新しい表現が
出てくるかもしれませんね。

それでは、またメールしますね。