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『消費者庁が大分県の「びわクラブ」が販売するビワの種子粉末製品に基準値以上のシアン化合物が含まれていたとして自主回収情報を掲載』

【2017.11.15】

『消費者庁が大分県の「びわクラブ」が販売するビワの種子粉末製品に基準値以上のシアン化合物が含まれていたとして自主回収情報を掲載』

 

消費者庁のリコール情報サイトは14日、大分県の「びわクラブ」が販売する、ビワの種子粉末製品『純びわ種っ娘』の自主回収情報を掲載したとのことです。自主検査により、シアン化合物が820ppm検出されたためと説明しているとのことです。現在のところ、健康被害の発生は報告されていないが、摂取により健康被害が起こる可能性があるとのことです。

 

佐賀県の株式会社川原茶業、奈良県の株式会社自然健康社、奈良県の株式会社自然健康社に続き、ビワの種子粉末製品の自主回収は10月以降、今回で4例目とのことです。

 

アンズ・梅・桃・スモモ・アーモンド、ビワなどのバラ科サクラ属植物の未熟果実の種子には、シアン配糖体(アミグダリン)が多く含まれていて、通常は加工食品の製造時に、焙煎などの処理を施して除去されるとのことです。

 

一定の濃度を超えるシアン化合物を摂取すると、中毒症状を引き起こすこともあるため、サプリメントなどによる重篤な健康被害も複数報告されているとのことです。

 

複数の製品から基準値を超えるシアン化合物が検出されたことを受けて、厚生労働省は11月6日、各検疫所に向けて事務連絡「シアン化合物を含有する食品の取扱いについて」を発信し、シアン化合物を含有する主な食品に「ビワの種子」を追加したことから、輸入時に貨物を保留し、シアン化合物に関する自主検査を指導するように要請したとのことです。10ppmを超えるシアン化合物が検出された場合は、食品衛生法違反として対応するとのことです。

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