平均的なクリニックがオンライン診療を行う場合のMS法人の使い方

今日は、平均的なクリニックがオンライン診療
を行う場合のMS法人の使い方について、
Q&Aでお示しします。

Q.糖尿病メインのクリニックを開業しており、
院長をやっています。

もともと糖尿病治療用にサプリを開発し、
OEMメーカーに作らせ、それを妻が代表の
MS法人で仕入れ、患者さんに買ってもらっ
ています(領収書はクリニックから出す)。

この度、オンライン診療でも糖尿病を扱い、
サプリの売り上げを伸ばそうと思っています。
このサプリの売り上げはMS法人に帰属させ
たいのですが、会計の構造をどのように組み
立てればよいでしょうか?

A.1.糖尿病治療にサプリを使うので、この
売り上げはクリニックに帰属すべきものです。
また、その方がクリニックから領収書を発行で
き、患者はそれを医療費控除に使うことができ
ます。

2.ただ、クリニックとしてはこの売り上げを
MS法人に帰属させたいということです。

1で述べたようにそれをそのまま実現すること
は困難ですが、MS法人からサプリの売り上げ
に匹敵するマネジメント料を請求したらいいと
思います。

たとえば、1月にサプリの売り上げが500万あ
ったとします。
この売り上げはクリニックに帰属します。
他方MS法人は1月のマネジメント料として
500万をクリニックに請求し支払いを得ます。

こうすれば、クリニックは500万入ってくる
が、500万出て行って、プラスマイナス0。
MS法人は500万の売り上げ。

結果的には、MS法人がサプリの500万の
売り上げを得ているのと同じになります。