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『健康食品「キトサンコーワ」を「がんに効く」と本で広告したとして、薬事法違反の罪に問われた現代書林の元社長と社員が無罪判決』

【2013.05.10】
『健康食品「キトサンコーワ」を「がんに効く」と本で広告したとして、薬事法違反の罪に問われた現代書林の元社長と社員が無罪判決』
横浜地裁は5月10日、「がんに効く」などと効能をうたった書籍で健康食品「キトサンコーワ」を広告したとして、薬事法違反の罪に問われた出版社「現代書林」と、同社元社長武谷紘之、編集担当だった同社社員川原田修の2被告の判決で、「被告らが広告したとは認められない」として、いずれも無罪(求刑罰金30万~50万円)の判決を言い渡したとのことです。
毛利晴光裁判長は「被告らは書籍の出版に主体的に関わっていた」と認定した上で、書籍が書店で陳列、販売された時期は、発行から7年以上経過していたことから「被告らが書店などを利用して、キトサンコーワを広告した、とまではいえない」と結論付けたとのことです。
一方で、毛利裁判長は「書籍は、キトサンコーワの効能効果を示し、販売促進が目的だったことは明らか」と指摘し、キトサンコーワ単体では「医薬品ではない」としたが、「書籍との販売方法によっては医薬品に該当する余地がなくはない」と述べたとのことです。
判決後の会見で、現代書林の坂本桂一社長は「問題があったとは考えていない。無罪は当然の結果で、書籍が広告物とみなされたことについては遺憾」と話したとのことです。
地検の中村周司次席検事は「判決内容を精査し、適切に対応したい」とコメントしたとのことです。
同事件では、健康食品販売会社「キトサンコーワ」と同社社長國安春子被告も同罪で起訴され、横浜地裁で公判が続いているとのことです。

 

※2013年3月30日のニュースも参照してください。

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